これは何か
Project HOME(High Operative Management Environment)は、中古のセットトップボックスで動く個人用ホームラボです。機種は Fiberhome HG680P で、Amlogic S905X、Cortex-A53 が4コア、RAM は約1.9 GB、OS は Armbian。システムは 7.3 GB の eMMC に、データは 128 GB の microSD に置いています。
リポジトリが唯一の正解です。ボックスに入っているものはすべて、基盤スクリプト、設定、各サービスの compose ファイル、復旧ガイドを含め、リポジトリから作り直せなければなりません。すべてのサービスはローカルネットワーク専用で、インターネットには何も公開していません。
Stardance(Hack Club)のプロジェクトとして登録しています。
すべてを形づくる制約
このボックスには HDMI がありません。起動か SSH が壊れたら、戻る方法はゼロから書き込み直すことだけです。そこからルールが決まります。
- カーネル、DTB、ブートローダー、
/bootには決して触れない。/bootに書き込むパッケージは保留し、initramfs は凍結し、自動更新は切ってあります。227パッケージの更新が安全だったことは、/bootの168ファイルの md5 を前後で比べて証明しました。すべて一致です。 - SSH やネットワークの変更には必ず自動ロールバックのタイマーを使う。 設定を間違えても、自動で元に戻ります。
- 再起動は許可を得てから、そしてマウント表を確認してからだけ。
すでに動いているもの
フェーズ0(基盤)とフェーズ1(4つのサービス)が完了し、2026年9月28日に再起動テストに合格しました。
| サービス | 役割 |
|---|---|
| Homepage | ダッシュボード:全サービスへのリンクと、ボックスの CPU・RAM・温度 |
| Uptime Kuma | サービスとバックアップの死活監視 |
| Gitea | 個人用 Git サーバー。GitHub のリポジトリをミラー |
| FileBrowser Quantum | データフォルダ用のウェブファイルマネージャー |
各イメージは arm64 対応のバージョンに固定し、メモリ上限を設けています。すべてのサービスは再起動後に自動で立ち上がり、Docker はデータ用カードがマウントされてから起動します。元の FileBrowser は、セキュリティパッチのないままアーカイブされたので、あえて使っていません。
セキュリティ:SSH は鍵認証のみ、Docker ソケットにアクセスできるコンテナはなし、使わない標準サービスは停止、リポジトリにパスワードはひとつもありません。
証明済みのバックアップ
ノートパソコンへの毎日の暗号化バックアップ(restic)は9月29日から動いています。毎週の整合性チェックと、26時間成功したバックアップがなければ赤くなる監視つきです。バックアップは復元テストに合格してはじめて存在するとみなし、復元の手順はガイドとしてリポジトリに書いてあります。
順調ではなかったことも記録に残っています。ノートパソコン側の準備スクリプトは正しく動くまでに2回失敗し、最初のバックアップツールの組み合わせは Windows の SFTP サーバーと合わなかったので、経路を変えました。
記録に残した失敗ひとつ
ボックス内蔵の SD スロットから microSD をフォーマットしようとしたとき、消去コマンドが I/O エラーで失敗しました。作業を止めて報告し、ノートパソコンで別にテストするまでカードには触れませんでした。118,875 MB を書き込んで検証し、エラーはゼロ。カードは健全で、問題はボックスの SD スロットでした。同じカードを USB カードリーダー経由でつなぎ直し、内蔵 SD スロットは書面のルールで使用禁止にしました。
すべての変更は、日付、内容、理由とともにログに記録しています。失敗したものも含めてです。
Landship から
Landship は、もともと独立したプロジェクトとして計画していました。すべての作品のための「基地」で、作業を記録し開発日誌を自動でまとめる VTLS(Vault Tracking & Log System)というシステムを持つものです。この計画はもう単独ではなく、アイデアは Project HOME と Project Nor-4 に統合されました。
まだやっていないこと
- 再起動後も残るシステムジャーナル
- ファイアウォールとリモートアクセス(別途設計)
- ノートパソコン以外に置く3つ目のバックアップ